タイミングベルト交換@SKF2Vボンゴ

マツダ　ボンゴ
ＳＫＦ２系のRFエンジン

クリーンディーゼル搭載の憎い奴
コモンディーゼルエンジンのターボ車
排ガスはクリーンなはず

タイミングベルト
テンショナーベアリング
オートテンショナー
アイドラベアリング
カムシャフトオイルシール
クランクシャフトオイルシール
ウォーターポンプ
パッキン各種
サーモスタット
クーラント
ファンベルト
パワステベルト
これらを交換しますよーー!

さーいってみよ！

手順の覚書　
写真が無くてスマヌ
急ぎの仕事だったので余裕がありませんでした

• クーラントを抜きながら運転席のシートを外す　12ミリのボルト＆ナット
• センターコンソール、サイドブレーキワイヤを外す
• マットをめくりフロアも外す　12ミリのボルト
• インタークーラのパイピングを外す
• ファンのナット(12mm)をベルトがかかってる状態ではずす
• オルタネータベルトをはずす（オートテンショナ)
• ラヂエターホース(上下)をはずす
• シェラウド（１０ｍｍボルト*4）をはずす
• シェラウドと、ファンを一緒にラジエターからはずす
• ラヂエターを車体からはずす(10mmナット*2）
• エアコンパワステベルトをはずす（オートテンショナ)
• オルタネータについている3角形のステーを取り外す（１２ｍｍナット)
• オルタネーターブラケットをはずす(14mmボルト多数）
• クランクプーリーを取り外す（6mmHEX*6）
• クランクプーリーセンターボルトを取り外す（２１ｍｍボルト)
• クランク角センサーの配線をカバーより取り外す
• タイミンベルトカバーを取り外す
• 各部合いマークを合わす
• カムスプロケット、噴射ポンプスプロケットのセンターボルト(19mm)を緩める
• アイドラプーリーをはずしてタイミングベルトを取り外す
• カムプーリーに印が無いのでベルト、スプロケにペイントしておく
• スプロケットをプーラーで取り外す　かなりのテーパー具合なので固いはず
• ファンブラケットを取り外す
• ウォーターポンプ横のブラケットを取り外す（14mmボルト*3)
• オルタネータを横にどけておく
• ポンプの上側についている金属の三叉パイプを取り外す
• コレでやっとポンプが見えるはず
• ポンプを取り外す（14mm*3、12mm*4）
• 新しいポンプを取り付ける
• サーモスタット、パッキンを取り替える（10-mm*3)
• クランク、カムのオイルシールを交換する
• 各ベアリングを交換する
• 新しいベルトを掛けて合いマークを確認する
• オートテンショナーのピンを抜いてしばらく時間を置く
• クランクを２周さして合いマーク、張力の確認
• あとは元通り組みつけてくださいな

ポイント

クランクとカムシャフトには合いマークがありますがカムシャフトにはありません
ペイントして同じ場所にタイミングベルトがくるようにしてください
ウォーターポンプはフロントだけの交換の場合ガスケットが付属していません
同時に注文することを忘れずに！ちなみに
RFB9-15-116
RFB9-15-162A
RF2A-15-535B(いずれもマツダ品番)
となっております
サーモスタットはウォーターポンプ取り外し中に交換すると少しは作業がしやすいと思います

ま、とにかく目に付くものをドンドン外していくと道は開けるはず！


参考
締め付けトルク
クランクシャフトセンターボルト　166.6-176.4N・M
クランクプーリーHEXボルト　22.5-32.3N・M
カムスプロケットボルト　54.9-64.7N・M
噴射ポンプスプロケットボルト　58.8-68.6Ｎ･Ｍ
タイミングベルトアイドラベアリング　45.1-58.8N・Ｍ


指数(整備振興会調べ)
タイミングベルトのみ　４．８Ｈ
カムシール　５．８Ｈ(含むタイミングベルト脱着)
クランクシール　５．１Ｈ(含むタイミングベルト脱着)
ウォーターポンプ　６．２Ｈ(含むタイミングベルト脱着)
サーモスタット　１．３Ｈ

今回の整備だと８．８Ｈになります
レバレート７．０００円として今回の整備の工賃は
６１．６００円となります
ちなみに部品代は４９．７８０円です
あとは、クーラントやら消耗部品ですね

特殊工具も特に必要ありませんし、週末にでもどうぞ！