VWポロ アイドル不調

平成13年　6NAHW　1.4Ｌ　16Vの車両です。

アイドリングが不安定という症状で入庫。
とりあえず、ｘ４３１をつないでコンピューター診断。

ラムダセンサー　異常とでる。

なるほど、アイドリングも不調になるわけだ。
起こりうる症状を予想しながらお客さんにさらに問診をする。

「最近燃費は悪くないですか？」
「悪いです」

「黒煙でますよね？（これは見ればわかる）」
「はいでます」

「エンジンが温まっていない間は、普通どおり走れるんぢゃないですか？」
「はいその通りです」

問診からもわかるように、どうやらラムダセンサーが悪さをしているみたいだ。

コノ状態のままでは、トラブルコードは消えてくれない。
とりあえずプラグの状態を見てみる。
一度も交換をしていない、純正の３本歯プラグがでてくる。
もちろん磨耗してとてもいい火が飛んでいるプラグには見えない。
問答無用で交換。
お客さんの希望により、白金イリジュームプラグに交換。

コノ時点で少々アイドリングは軽くなる。

もう一度ｘ４３１で見てみる。
ラムダセンサー異常。
が、しかし、トラブルコード消去してみると消えてしまう。

試乗してみるが、先ほどまでのもっさり感はない。
で、もう一度ｘ４３１でチェック。

異常ない。
こういうのが困る。

単なるプラグの劣化によって失火、くすぶりで生ガスがラムダセンサーに悪さしたのか？
それとも、たまにラムダセンサーがカゼ引くのか？
相乗効果で悪循環になっているのか？

お客さんに、今の症状、ラムダセンサーの値段（１９.８００円）を伝える。
今症状が出ていないのなら、無駄なお金は使いたくないというのが誰しもが思う事。
今回も、とりあえず様子を見てもらうことにして、修理？完了となった。

少し気になるので、帰り道にあるＤＵＯさんによってもらい専用の診断機にかけてもらうように段取りをしてお客さんを送り出す。

やはり、ＤＵＯでもトラブルコードなしとのことだった。

少しすっきりしませんが、闇雲に部品を変えることもできず今回は終了。