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徒然なるワガママに

そうだなー、あれはきっとあの時からだなー

2009.03.27.Fri 13:52:18
久しぶりにCO,HC測定してみた

測定値
CO:1.04%
HC:243ppm


平成10年度の規制前に製造された4サイクル4輪自動車の場合、アイドリング時の排気ガスが以下の基準値を下回っている必要があります。

CO(一酸化炭素) 4.5%以下
HC(炭化水素) 1,200 ppm以下

COとは、一酸化炭素、HCは炭化水素のことです
理科の時間に習ったでしょ?

この値をクリアしないと車検にはとおらない、公道を走れないってことになります


で、運悪く?この値を超えてしまったらどうやって調整したらいいんでしょ?
旧車のりの皆さんの永遠の課題ではないでしょうか?

闇雲にいじっても状態は悪化していくばかり
よくあることです

ここでは、COやHC発生の理屈を理解してみましょう

まず、CO,HC測定前に基本環境(エアの吸い込みや同調など)、点火系(点火時期も含めて)の点検しましょうね
きっちり燃料を燃やさない事にはCO,HCを下げる事は出来ません


なぜCOの値が高くなるのか?

ガソリンが完全燃焼するとCO2(二酸化炭素)とH2O(水蒸気)に変化します
COとCO2違いはなんでしょ?
COはOがひとつ足りませんね
COはガソリンに比べて空気中の酸素の量が不十分な時に不完全燃焼して発生します
つまり、混合ガスのガゾリンの量が薄ければ薄いほど(ガソリンの量に比べて酸素が多い:リーン)発生しにくくする事ができるわけです

なぜHCの値が高くなるのか?

HC(炭化水素、Hydro carbon)は未燃焼ガスとも言われています
ようするに燃えそこなった混合ガスがそのまま排出されたものなんです
混合ガスが濃いければ(ガソリンの量に比べて酸素の量が少ない:リッチ)燃えきらずに排出され、その結果HCが増加することになります
また、薄すぎれば失火の確率が高くなりこれもHC増加の原因になります

理想的な混合ガスの空燃費とは

理想的な混合ガスの空気と燃料の比率(理論空燃比)は重量費で燃料1:空気14.7と言われています
だがしかし、燃料を使いきる(燃やしきる)経済空燃比は1:16~17と言われています
未燃焼ガスを排出しないようにするには経済空燃費付近を狙うのがいいと思われます

また、HCは燃えそこないのガスですからプラグの性能、燃焼室の状態・・・・によっても増加します



ここで、まとめてみますと

  • 混合ガスを薄めにしたら(リーン)COを下げる事ができる
  • 混合ガスが燃えきる状態を作ることがHCを下げる近道
  • HCは燃えそこないのガスですから点火状態、、タイミング、点火時期、バルタイ、燃焼温度も影響してくる
ということですな

テスターを使っての実践編は、また次回
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