倍音について書いてみよう

今まで漠然と考えてた倍音についてを文字にしてみようと思います
トロンボーン（Bb管）についてですけどね
そんなこと考えて吹いてなかったの？って笑われるかもしれませんけど
そうなんだからしょうがない

しかし経験則としてチューニングのBbを合わしたら
「第3倍音であるＦの音は通常よりスライドを少し抜かないと高くなる」とか
「第5倍音であるＤの音は通常よりスライドを少し入れないと低くなる」とか
「第6倍音であるFの音は通常よりスライドを少し抜かないと高くなる」とか
「第７倍音であるAbの音は通常よりスライドを入れても低すぎて使い物にならない」とか
「第9倍音であるC(HiC)の音は通常よりスライドを少し抜かないと高くなる」とか

コレならなんとなく思い当たるところあるでしょ？

Bbトロンボーンの１ポジの倍音を書いてみます
間違えてたら教えてくださいね

第１倍音　ペダルBb
第2倍音　ローBb
第3倍音　F
第4倍音　チューニングBb
第5倍音　D
第6倍音　F
第7倍音　Ab
第8倍音　HiBb
第9倍音　HiC

その倍音の列にはさっき書いたような傾向があるってことなんです
詳しく書いてみると
第3倍音　2セント高くなる
第5倍音　14セント低くなる
第6倍音　2セント高くなる
第7倍音　31セント低くなる
第9倍音　4セント高くなる
セント：半音階の1/100の差を表す単位。0セントでジャスト、100セントで半音の差になります。

第7倍音なんか半音の1/3も低くなるんですね
チューニングの上のGなんてかなり手前で吹かないとピッチあいませんもんね
それもこんな理由なんです
その半音低いF#も然り

第9倍音についてはそもそも僕にとって使い物になる音ではありませんので関係ないですね

ま、もちろん、楽器やマウスピース、バランスによってもいろいろな特性があると思います
こんなことが頭の片隅にいつもあったら僕の音痴もましになるのになー